読み方/英語:グローバルアイピーアドレス/global IP address
プライベートアイピーアドレス/private IP address
≪詳しく説明すると≫
もしかしてIPアドレスにはたくさん種類があるんか?
ん?どうしたの。
グローバルIPアドレスとか。
そうね、確かにIPアドレスの種類はいくつかあるわね。
やっぱり。
グローバルIPアドレスのほかにも、プライベートIPアドレス、動的IPアドレス、静的IPアドレスとかがあるわね。
そんなにあるのか、覚えられんぞ。
あとはIPv4とIPv6とかに種別できるわ。
・・・。
まあ、ひとつひとつ見ていきましょうか。
お願いします。
識別番号って?
それがIPアドレスやな。
そう。「332.0.112.1」のような数字の羅列よ。
で、そのIPアドレスだけどいくつか種類があるのよ。
それが、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとかか。
そうね。まずはグローバルIPアドレスからいきましょう。
グローバルIPアドレスは「インターネットに接続する全てのコンピュータに重なることなく割り当てられているIPアドレスの事」よ。
これが無いとインターネットに接続が出来ないわ。
ふむ。
通常はグローバルIPアドレスは、プロバイダと契約するときにグローバルIPアドレスが割り当てられるの。
プロバイダとは、インターネットを接続するためのサービスを提供する会社の事ね。
ふむふむ。
それに対してプライベートIPアドレスとは、「家庭内や組織内のような限られた内部ネットワーク内で振り分けられたIPアドレスの事」よ。
プライベートIPアドレスではインターネットに接続はできないの。あくまでインターネットに接続するのはグローバルIPアドレスであることを覚えてね。
わかった。インターネットに接続するのはグローバルIPアドレスな。
それとプライベートIPアドレスはインターネットにつなぐわけではないから、違う組織間では番号は重なってもいいのよ。たとえば違う会社とかの外部のネットワークならつながることは無いから番号が重なっても問題ないの。
それに対してグローバルIPアドレスは番号が重なるのはNGよ。インターネットで同じ番号があるコンピュータがあったら、通信が混乱するからね。
ふむ、むむむ、むずかしい。
ちょっと文字だけではややこしいので、図を作ってみたわ。
図のように、インターネットに接続するときは必ずグローバルIPアドレスが必要なの。
自宅や会社内の内部ネットワークでプライベートIPアドレスが与えられているPCがインターネットに接続する際は、グローバルIPアドレスを用いてインターネット上の通信を行うのよ。
はい、質問。
どうぞ。
グローバルIPアドレスは一つなのに、たくさんのパソコンがインターネットに接続できるのはなぜ?
良い質問ね。
上の図を見てもらうとわかるように、プライベートIPアドレスを与えられた複数のパソコンがインターネットに接続をする際に「ルータ」という中継機器がグローバルIPアドレスにその都度変換して通信しているの。複数のパソコンのインターネット通信の交通整理をしているのがルータの役割なの。このルータがあることで、グローバルIPアドレスが一つしかなくてもたくさんのPCが同時にインターネットにアクセスすることが出来るのよ。
ルータという中継機器のおかげ、か。
もうちょっと詳しく言うと、ルータの内部のNAPTという仕組みがポート番号を付加して割り振りするのよ。ちょっと難しいわね。
いや、それはまた今度でいいや。
そうね、詳しくはまた今度説明するわ。
という事で、「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の違いは分かったかしら?
えーっと、
「グローバルIPアドレス」は、インターネット接続に必要なIPアドレスで、インターネット上においては重なることのない番号のこと。
「プライベートIPアドレス」は、家庭内とか会社内の内部ネットワークでのIPアドレスで、このIPアドレスではインターネットには接続できない。外部のネットワークとは番号は重なっても問題ない。
といった感じかな。
そのとおりよ。わからなくなったらまた見直してね。
あとの残りのIPアドレスの種類はどうする?
え、まだあったっけ?
あとは「静的IPアドレス」と「動的IPアドレス」、それに「IPv4」や「IPv6」の違いとか。
そ、それはまた今度で。
わかったわ。ではまた今度にしましょう。
ほっ。。。