読み方/英語:ぷろばいだ/アイエスピー/provider/Internet Service Provider
≪詳しく説明すると≫
ちょっとプロバイダについて教えてくれや。
その言い方はなに?
まずは人に物を頼むときの作法から説明しましょうか?
す、すいません(やばい、機嫌が悪い)。
以後気を付けます。
忙しい中すみませんが、プロバイダについて教えて頂いてもよろしいでしょうか?
いいわよ。プロバイダね。
プロバイダとは「インターネットサービスプロバイダ(ISP/Internet Service Provider)」の略で、その名の通り「インターネット接続サービスなどを提供する会社の事」よ。
インターネット接続サービスって何?
ぎょうさんあるな。
まあこの中で一番重要なのはインターネットを接続するサービスよ。つまりプロバイダに契約しないと「インターネットは使えない」のよ。
なんかインターネットは当たり前のように使っているけど、お金がかかるんやな。
当然でしょ。インターネットを利用するにはプロバイダ契約料が必要なのよ。
ただし、駅や空港のような公共の場所、カフェ・レストランでは無料のWi-Fiを利用できたりするから、インターネットを無料で使える場合もあるわ。
なるほどな、そういう事か。
タダで使えるって錯覚しとったわ。
分かった。
ここで勘違いしやすいのが、「プロバイダ業者」と「回線事業者」の違いよ。
「回線事業者」はインターネットに接続するための回線を提供している会社の事ね。
回線って何?
回線は、通信するときに使うデータの経路の事よ。
今回のインターネット回線は、有線タイプなら「光回線」、「ADSL回線」、「ケーブルテレビ(CATV)回線」、無線なら「モバイル回線」に分けられるわ。
下の表を見て。
インターネット回線の種類 | 特徴 |
---|---|
光回線 | 高速な通信速度、大容量のデータ転送が可能 |
ADSL回線 | 電話線を利用してインターネット接続が可能 |
ケーブルテレビ(CATV)回線 | ケーブルテレビネットワークを利用したインターネット接続が可能 |
モバイル回線 | 携帯電話の基地局を通じてワイヤレスで通信が可能 |
うーむ。なんで回線事業者と契約しなあかんの?
簡単に言うと、インターネット回線を持っている業者が「回線事業者」、そしてその回線を借りてサービスを行っているのが「プロバイダ」だからよ。
むむ。
たとえばインターネット回線を高速道路とすると、その高速道路の所有者が回線事業者で、プロバイダ業者がその高速道路を借りて利用者に通行料金を請求しているというイメージね。
なるほど、プロバイダは回線事業者から回線を借りているのか。
そうよ。
ちなみに家に回線を引くのは回線事業者の仕事よ。そしてプロバイダがインターネットを使うための準備をしてくれるのよ。その段取りはすべてプロバイダが行うわ。
なるほど、なんとなくわかった。
まあ最近は回線事業者とプロバイダが一本化しているサービスもあったりするから、わかりやすくなってきているわ。
ふむ、じゃあプロバイダを色々探してみるわ。
頑張ってね。
(プロバイダを変えるのかしら?)
関連用語
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