IT用語集【ローカル】とは

ん？「ローカル」が分からないのね。

ローカルという言葉は、本来は自分の周りや身近な場所の事を指すのね。例えば家や学校、友達の家などはローカルと言えるわ。

それでIT関連におけるローカルの意味も同じように、自分の近くにある環境を指すのね。なので、自分のパソコンや近くのネットワークの事をローカルというのよ。

たとえば、自分のパソコンやスマホなどの端末の中にも「ローカルの領域」があるわ。それはファイルやデータを保存したり作業したりする場所の事よ。

その「ローカルな領域」にあるファイルやデータは、オフラインつまりインターネットに繋がっていなくても自分だけがアクセスすることが出来るのね。

だから会社のその子が言いたかったのは、”インターネット環境が悪いので、とりあえず自分のパソコンの中にデータを落とし込んで作業します”って言いたかったんじゃないかしら。

おそらく、いつもは共用サーバやクラウドストレージにデータを置いているんでしょう。その日はオフラインの状態で作業し、後でクラウドストレージにアップロードするために、”自分のパソコン、つまりローカルに一時的にファイルを保存しておきます”、と言ったのよ。

まあ話の文脈で推測しただけよ（あなたそんなのでよく上司でいられるわね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・）。

それと、ネットワークの中でも「ローカルエリアネットワーク」というのもあるわ。LAN（Local Area Network）の方がわかりやすいかしら。これは自分が所属している会社や組織などの限られた範囲内で、コンピュータ同士が直接つながっている状態の事を指すのよ。

これもインターネットに繋がっていなくても、ローカルエリアネットワーク（LAN）内のコンピュータ同士は直接つながっているので通信が行えるのよ。

まあ、そうね。では一つ質問です。

ローカルの対義語は何でしょうか？

正解は「リモート」よ。

そうよ。

例えばリモートワークは自宅や別の場所からインターネットを通じて仕事をする事よね。

リモートアクセスとは、自分のコンピュータから他のコンピュータやサーバにインターネット経由でアクセスすることを言うのね。

まあ、そういうわけでローカルは自分の身近な場所や限られた範囲を示し、リモートは遠く離れた場所や遠隔地を指すのね。

その通りよ。

どう、理解できた？