IT用語集【プログラム】とは

さあ、今日もやるわよ。

”本当は分からないくせに分かったフリして使っているIT用語シリーズ”よ。

「プログラム」よ。

プログラムについて説明して。

じゃあ、どういう意味かしら？

そうね。順番や順序という意味ね。

ではIT用語としての「プログラム」の意味はどうかしら？

そうね、意外と答えられそうできちんと答えられる人は少ないわ。

IT用語でのプログラムとは「コンピュータを指示通りに動かすための指示書の事」よ。

コンピュータって自分で考えて動くことはできないのよ。常に人間からの指示があって、その指示通りに動くものなの。その指示書の事を「プログラム」というのよ。

例えばパソコンのキーボードで「こんにちは」と打ち込むと、入力欄に「こんにちは」と表示される、この簡単な作業一つでも複雑で膨大なプログラムがあるのよ。

プログラムの事をコードやスクリプトと言ったりするんだけど、そのコードを一つ一つ順番に沿って進行させていくわ。

そうね。コンピュータのプログラムも上から下へ順番に進めていく構造になっているわ。

プログラムの骨組みともいえる「フローチャート」で簡単に説明してみるわ。

下の図は”じゃんけんゲーム”のプログラムのフローチャートよ。自分がコンピュータに負けると終わる簡単なプログラムよ。このフローチャートは上から下に順番に進めていき、途中で選択肢があるので「YES」、「NO」のどちらかに進むのよ。

これは本当に簡単なプログラムの例ね。

つまりコンピュータはすべて「プログラムの通りに動く」のよ。もしコンピュータにプログラムが無かったら、ただの箱になってしまうわね。

そうよ、だってプログラムが無いと動かないんだから。

ただ、コンピュータには人が出来ない作業をプログラムして自動化することができるのよ。例えば計算処理はコンピュータの得意分野でしょ？しかもコンピュータは人と違って寝る必要は無いわ。

その通りよ。そしてそのプログラムを作ることをプログラミングというの。

プログラミングとは「プログラミング言語を使ってプログラムを組み上げる事」なの。

さっきの”じゃんけんゲーム”のフローチャートのプログラムを「Python（パイソン）」というプログラミング言語で作成してみると、下図のようになるわ。

そうね、プログラミング言語は知らない方たちにはちょっと難しいかもね。

プログラミング言語はたくさんの種類があるから今度ゆっくりと説明するわ。

プログラムの身近な例として「Googleの検索エンジン」で例えてみるわ。

調べたい言葉がある場合に入力欄にその言葉を入力して検索ボタンを押すと、検索エンジンが検索結果を表示するわよね。

この一連の流れはすべてプログラミングされているのよ。

分かったかしら？

その通りよ。表にするとわかりやすいわ。

そうね、じゃあ今度プログラミングにも挑戦してみたら？

大変かもしれないけど、きっと役に立つはずよ。

何でも挑戦よ。

頑張ってみてね。