読み方/英語:でーた/data
データを詳しく説明すると
普段当たり前のように使っている言葉だけど、いざ意味を説明しようとするとなかなかできない言葉ってあるよね?
え?まあ、あるけど。急になんや?
今日は「データ」についてよ。
データ?
よく使っているでしょ?
さあ「データ」の意味を教えて。
データか。。。
ちょっと考えてみる。
データと情報の違い
うーむ、データとは「情報」の事かな?
いいわね、間違っていないわ。
ただ厳密に言うと「データ」は「情報」の一部の要素ね。
他にはどう?
うーむ、データと言えば、”数字”って感じがする。
例えば今までの自分のテストの平均点とか偏差値とか。
いいわね。データは”数字”や”数値”としても表されるわ。
例として天気予報に関するデータを用いて説明してみるわね。
ふむ。
例えば次の数値があったとするわ。
- 温度:26℃
- 湿度:60%
- 風速:3m/s
これらの数値はデータと言えるわ。だけどこれらの数値だけでは何が起きているのか、どのような影響があるのかは分からないわね。単なる数値だからね。
たしかに。
でもこれらの数値を解釈して文章にすることで、これがデータから情報に変わるのよ。
「温度が26度で湿度が60%、風速が3m/sの日は、暖かくて風が少しあります。外に出かけるにはちょうどいいかもしれません」
こうすることで、それぞれの数値データがどういう意味を持つのかを説明できるようになるわ。
なるほど、データは単なる数字や数値で、情報はそれらデータを集めて解釈して意味を持たせるんやな。
そうよ、さっきも言った通りデータは情報の一部品といったところね。データがパズルのピースなら、それらのピースを組み合わせて完成した絵が情報という事になるわね。
「データ」と「情報」にはそういう関係があるんやな。
それで先ほど示した天気予報に関する数値を考えてみると、「データ」とは”情報”や”事実”を数字や数値に表して記録したものと言えるわね。
記録か~。
何も数字だけに限らず、文字も画像も音声も記録できるものはすべて「データ」と言えるわね。
なるほど、ようやくわかってきたで。
データとは記録されたもの、やな。
データの種類
でた、「2進法」!
「2進法」を覚えているかしら?
えーっと。。。
「2進法」というのは「0」と「1」の数字だけで数を表す方法よ。
忘れていたらこの前勉強した下の記事で確認してね。
わかった。
コンピュータの世界はこの「2進法」で構成されているの。だからデータも「2進法」で取り扱うのよ。またデータの容量の単位は「ビット」や「バイト」で表すから確認しておいてね。
はい。
コンピュータ上で使用するデータの種類や形式には、さっきの数値データ以外にもたくさんあるから表にしてみるわ。
データの種類 | 説明 | 事例 |
---|---|---|
数値データ | 数字や数値で表現されるデータ | 1,3.14,-10 |
テキストデータ | 文字や記号で構成されるデータ | ”こんにちは”、”Hello” |
画像データ | ピクセルの配列で表現されるグラフィックデータ | JPG画像ファイル、 PNG画像ファイル |
音声データ | 音や音楽を表すデータ | MP3ファイル、 WAVファイル |
動画データ | 連続する画像フレームからなる映像データ | WMV動画ファイル、 AVI動画ファイル |
地理情報データ | 地理的な情報を表すデータ | 地図データ、GPS座標 |
センサーデータ | センサーやデバイスから収集されるデータ | 温度センサー、 加速度センサー |
時系列データ | 時間の経過に沿って記録されるデータ | 株価データ 気温の変動データ |
構造化データ | テーブル形式で整理されたデータ | データベース内データ、 スプレッドシートデータ |
生体情報データ | 人間の生体情報を表すデータ | 心拍数、体温 |
ぎょうさんあるな~。
わかった。
まとめ
「データ」についての説明は大体こんな感じなんだけど、これからの社会はこれらのデータを最大限に活用した動きを見せ始めているわ。
どんな?
む、むむ、むむむ?
つまり簡単に言うと、過去の蓄積してきた膨大なデータを使って、ビジネスや仕事のやり方を改善し、それらの情報をみんなで分かち合う事で便利で良い社会を築いていこう、という考え方よ。
なるほど。それを実現するためにデータが重要になるんやな。
そうよ。今後これらの言葉もよく出てくると思うから覚えておいてね。
わかりました。
ありがとうございました。